お知らせ

五郎兵衛米 / 浅科地区物産展 開催のお知らせ

まぼろしのお米と浅科の恵み。飛ぶ鳥で物産展が開催です。


一般市場にあまり出回らないことで、”まぼろしのお米”と呼ばれる『五郎兵衛米』。蓼科山(たてしなやま)のミネラルたっぷりの天然清流と、瓦が焼けるほどの強粘土質な土壌で育てられ、その炊き上がりはピカピカと光り、旨みはもちろん、粘りと甘みが強いのが特徴です。飛ぶ鳥では、そんな五郎兵衛米の正式な取扱店に決定したことで、店舗では初企画となるイベント「五郎兵衛米 / 浅科地区物産展」を開催します。期間中は、握り立てのおむすびや、五郎兵衛米の産地である長野県佐久市浅科地区周辺で採れた新鮮な野菜を使った豚汁の他、希少な品種「ナカセンナリ」から作られた豆腐「やしま豆腐」などを販売。ちなみにイベント初日のみ夜の営業も実施し、五郎兵衛米から作られた日本酒『茜さす』を提供いたします。自然の恵みから作られた五郎兵衛米、そして浅科地区の魅力をふんだんに味わえる今回の物産展は、10月25日(金)、26日(土)の2日間のみ開催です。

会場
飛ぶ鳥

日程
10月25日(金) 11:00 – 21:00
10月26日(土) 11:00 – 19:00


五郎兵衛米

長野県佐久市浅科地区でしか作ることのできない特別なお米『五郎兵衛米』。江戸時代初期、武士「市川五郎兵衛真親」が、蓼科山の山中、標高約1900Mの位置に水源を確認し、私財を投じて用水の整備と新田開発を行い、5年の歳月を経て約20kmに及ぶ用水路が完成。地域は発展、中山道の宿場町としても繁栄しました。「市川五郎兵衛真親」と先人達の弛まぬ苦労と努力の末に起こされた奇跡に感謝と尊敬の意を込めて名付けられたのが、「五郎兵衛用水」と「五郎兵衛新田」、そして『五郎兵衛米』です(五郎兵衛用水は世界灌漑(かんがい)遺産に登録されている)。蓼科山(たてしなやま)より運ばれたミネラルたっぷりの天然清流と、瓦が焼けるほど強粘土質な土壌で育てられた五郎兵衛米。その炊き上がりはぴかぴかと艶が光り、一粒一粒にしっかりと旨みが感じられ、粘りと甘みが強いのが特徴。限定された生産量と、その確かな美味しさからごく一部の高級料亭で扱われ、流通の少なさから『まぼろしのお米』とも呼ばれています。噛めば噛むほど口の中にお米の甘さが広がる『五郎兵衛米』。炊き立てはもちろん、冷めても美味しい『五郎兵衛米』です。


浅科地区

標高約700M、北に浅間山、南に蓼科山(たてしなやま)、八ヶ岳。東に清き千曲川(ちくまがわ)。西には北アルプスが位置する内陸性気候。浅科(あさしな)は高い山々に囲まれて降水量は少なく、全国一位の日射量を誇る長野県の中でも第2位の日射量。少ない降水量と激しい寒暖差はお米の旨味に大きく影響する。お米は太陽光をいっぱい浴びることでぐんぐんと成長し、日中に光合成で蓄積されたエネルギーが、夜にデンプン質へ変換されて食味が上がるのです。また、西風が常時、北アルプス、美ヶ原を経て吹いており、病害虫の被害が少ないため、農薬の使用回数も全国トップレベルの少なさとなっています。

その昔、浅科村は山に囲まれた大きな湖でした。湖によって八ヶ岳や浅間山の火砕流から守られ、湖に蓄積された強粘性の土壌がこの狭いエリアに残りました。その強粘性の土が水をしっかりと保持してミネラルを土壌内に蓄積させるため、美味しいお米が育つのです。村の中でも五郎兵衛によって開墾された土地と、五郎兵衛用水が通っている限られた田んぼでしか『五郎兵衛米』とは名乗れず、五郎兵衛用水を使って育てることが出来る水田は約400ヘクタールほどしかありません。

全体でわずか1万5千俵ほどの『五郎兵衛米』は大体が農家の庭先で引き取られてしまい、一般市場には出回りません。その希少さゆえに全国に流通することは少なく、「まぼろしのお米」とも呼ばれています。

江戸時代初期、市川五郎兵衛実親によって用水の整備と新田開発が行われました。蓼科山の山中、標高約1900Mの位置に水源を確認し、5年の歳月を掛けた大工事の末、約20km以上にも及ぶ長さの用水路が作られ新田は完成し、中山道の宿場町としても繁栄した。
五郎兵衛用水によって、「人」も「自然」も「米」も育まれたのです。

「市川五郎兵衛真親」と先人たちの弛まぬ苦労と努力の末に起こされた奇跡に感謝と尊敬の意を込めて名付けられたのが、「五郎兵衛用水」と「五郎兵衛新田」、そして『五郎兵衛米』。また、「五郎兵衛用水」は世界灌漑(かんがい)遺産に登録されています。